「子どもは大人の言うようにはならないが 大人のするようになる」

赤ちゃんの頃からその表情、姿がとても記憶に残っている今年の年長の子ども達が無事、立派に卒園をしました。あらためて、保育園という場所は卒園までどのような力を身につけることができた場所だったでしょうか?

みんなで一緒に身体を鍛えたり、人と関わる力を身につけたり、言葉の表現方法や数であったり論理的な思考もわずかばかりですが学びました。

その他にも利他的な思いや公平、互恵性といったものをベースに「6才という年齢なりの道徳観」も学びました。
と、ここまで偉そうに園の功績のように書いてきましたが、じつは子ども達が学んだことのほとんどは「自分で」学んでいるのです。

アルバートバンデューラという学者は子どもは常に周りから覚えること「モデリング」をして覚えることが最も大きいと考えました。事実、どのような場面でも「モデリング」をして覚えていきます。そのように考えるとき、当然なのですが、子ども達の前で正しい言葉とふるまい、態度を大人はしなければならないのでしょう。

エリオットテュリエルという学者は、道徳は公平さの規範だと解しました。ローレンスコールバーグという学者は公平さが道徳の規範だとし、キャロルギリガンという学者は親切さが道徳の規範だとしました。

このような著名な学者の方々が考えている力を結果的には卒園頃にはみんな身につけているのです。その証拠に最後の「卒園式」の練習をしていると、どこからともなく「みんな一回静かにしよう。」と何人も何人も互いに呼びかけ合う場面が見られました。見事な年長さんの姿です。「道徳」は個人が生きていく上で、その人を守るものです。

渕野辺保育園では「愛の精神」という法人の理念からもこれらは特に大切だと考え、大事にしてきました。これからの人生でつまずくことがあっても自分の力で乗り越えていくことができる土台を育めたと思っています。

アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンは若い頃、「木を切るのに6時間という時間が与えられたら最初の4時間は斧を磨くことに費やす」と答えております。すなわち「土台」づくりはそれだけ重要で、保育園という時間は達成的評価ではなく形成的評価が中心と考えれば「土台そのもの」の時間です。この土台が渕野辺保育園で立派に育ったのだろうと思っています。
みなさん、新しい世界に元気よく羽ばたいてください。










今日のお昼の食事はこちらをクリック!
↑