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幼保連携型認定こども園教育・保育要領が見えてきました

4月30日に幼保連携型認定こども園教育・保育要領が官報に載りました。

一番はこれで 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領という三本立てに
なったということ、そして財源でも、おかしなことに、この5月15日時点では、幼稚園のまま、保育園のまま
でも幼保連携型認定こども園でも同じく2割程度増しの運営費となっていますが、ビックリなことにじつは「幼稚園、保育園」のままのほうが若干高くなり、移行させるための誘導策としての「運営資金がインセンティブ」だったはずですが会議ではこども園関係者の方が「これではまた幼稚園に戻る」という議論も一部に出たという話も漏れ聞こえてきました。現在、省庁で単価見直しを調整中とも聞いています。
そして、新しい要領では「子どもの権利」だとか「発達」のことなんかを保育所保育指針では書かれていましたがゴソッと抜け落ちてしまいました。とりわけ「子どもを支援するんだという視点が残っているのか」と言えるような感じはなくなってしまったような気がします。

さて、「教育と保育」といいますがそもそも、分離不可能なもので経済的な格差は関係なく0歳児から就学前まで一環した流れで行なっていくというものが ECEC(Early Childhood Education and Care)の精神でもなっているので日本でも是非、その理念のように進めてほしいと願います。とりわけ、私達、保育園の立場からはそもそも戦後から、偏見的な目線で捉えられた施設側だったということもあり、未だに年配のおじいさんなんかから「4歳なのに幼稚園には行っていないのか?かわいそうな子どもだ!早く幼稚園に入れてあげなさい」といったたぐいの世間の声を得てきた歴史もあります。

当園の保育理念からも 「収入や格差が違うことで  こども時代の経験が違う なんて社会は間違っている」と思っています。そしてそれが園の理念でもあります。せめて 「こども時代」 位、同じ経験であるべきではないかと考えているのです。
いままでの保育園の良さは応能負担でいろんな子どもがふれあえました。 様々な家庭のニーズに応えようと努力していたし、そして支援を実際にしました。夕方も汗びっしょりになってドッチボールをしたり、縄跳びをして遊んでいます。これもある人の言葉を借りると「夕方も楽しむ、夕方の時間だって、通常保育の付け足しではない」というところも現状の保育園の良さです。

そして5領域があるからではないんですが、学校教育に編入され「大人が仕切る教育」が増えていくことも問題です。子ども達が選択をしながら行なっていく活動がやっと増えてきたにも関わらず、また、学級意識、教科教育意識で時代が逆戻りになってしまった感があります。そもそもいままでの幼稚園教育要領の改訂の変遷を眺めてみても、ある方の言葉を借りれば 「これまでの幼稚園教育要領をみてくると内容を保育所保育指針に近づけていこうとしてきた改訂の歴史がある。」との声が多くあります。

すなわち環境を重視し、環境を通して教育をするということ、、、、そもそも環境論を最初に日本で主張したのは幼稚園を初期につくり進めてきた 倉橋惣三先生です。
よりよい制度になるよう日本の研究者の方々、行政の方々が力を結集して下さっているとは思いますが、現状の良さも是非、なくさない制度にしていただければと考えます。







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